クマに注意 桧原湖畔探勝路の通行止め情報
7月11日(火)午前9時頃、桧原湖畔探勝路の白樺通りにて親子クマによる傷害事故が発生し救急車出動事案となりました。それにより「桧原湖畔探勝路」はしばらく通行止めとなります。
(8月現在、通行止めは解除されましたがクマ鈴などの携行を行い十分に注意して通行ください)
レンゲ沼・中瀬沼探勝路上でもツキノワグマの目撃情報が多発しておりますので、クマ鈴やクマスプレーを携行する、なるべく一人では行動しないなどの安全対策をお願いいたします。
クマは野生動物のため必ず対処できる方法というものはありませんので、まずはクマに出会わないことが一番です。
できるだけ音を鳴らして人間の存在を知らせるようにしましょう。
もし、クマに出会ってしまったら・・・?
コレといった対処法もありませんので、一般的に有効であるといわれている対処法を紹介します。
クマがこちらに気づいていない
気づかれないように、クマを見ながら静かに避難してください。
クマが近づいてきている
クマは、人であることを認識すると基本的にその場から立ち去ることが多いです。人の方に近づいている場合は、こちらが人であると認識していない可能性があります。
こちらが人であると理解させるために、石や倒木の上に立って、大きく腕を振りながら穏やかに声をかけてください。
人だと認識しても近づいてきている
非常に稀なケースですが、上記の行動をとっても逃げない時があります。これは、クマがこちらを捕食目的として考えて近づいている可能性が高いです。
車内や木の上など、すぐに避難できる場所があればそこへ退避してください。
近くに退避場所がなく、逃げ場もない場合には、石や倒木の上に立ち、自分を大きく見せて大きな声や音を出して威嚇してください。2人以上いる場合は、必ずまとまって行動してください。
また、クマ撃退用スプレーを持っている場合は、噴射準備をしてください。
クマと突発的に遭遇した場合(20~50m)
あわてずに、ゆっくりと両腕を大きく振りながら、穏やかに声をかけてください。
突進に備えて、クマとの間に障害物(立木など)が来るように静かに移動してください。
クマがこちらを無視している場合
上記の行動に加えて、クマから目を離さずにゆっくり離れてください。急な動きはクマを興奮させてしまいます。また、逆にこちらが動かないでいると、敵だと判断されて襲われる危険性が高くなります。
クマが目の前にいるときに遭遇した場合(20m以内)
驚いて突発的に走って逃げたり、大声で怒鳴ったりすると、クマは防衛的な攻撃をしてきます。クマも人を恐れているため、更に怯えさせるとストレスのあまり暴走してしまいます。
静かに、落ち着いて両手を大きく振りながら退避してください。
クマを見て、穏やかに声をかけながら後ずさりしてください。
クマが突進してきた場合
威嚇突進の場合
突進の多くは、威嚇のための突進で、途中で止まって後退する場合が多いです。この場合、穏やかに声をかけながら、クマとの間に障害物を置くようにゆっくり後退してください。
クマ撃退用スプレーがある場合は、噴射準備をしてください。
本当の突進の場合
突進が止まらず、3~5mの位置まで接近してきた場合、クマ撃退用スプレーをクマの顔に全量を一気に噴射してください。
スプレーが効かない、またはスプレーがない場合、その場に倒れこんで防御態勢をとってください。
防御態勢は次の項目をご確認ください。
襲われたときの防御態勢
クマから攻撃を受けそうになったら、受けるケガを最小限に抑えることが重要です。
- 首の後ろに両手を回し、うつぶせになってください。首、顔、腹部の急所を守るために方法です。
- リュックサック等を背負っている場合は、背負ったままでいるとプロテクターの代わりになります。
- 転がされても元の姿勢に戻ってください。
参考資料
リンク・著作
島根県・江津市 クマに遭遇してしまった場合の対処法